マドリード短期滞在
[導入編]マドリードに住んでみたい人必見!短期滞在のススメ
[住居編]マドリードの短期滞在用アパートの探し方
[住居編]マドリードの短期滞在用アパートの探し方・用語編
[住居編]スペイン短期滞在者必見!スペインのキッチン、洗濯、スペインの暮らしで知っていると便利な話

マドリードでの短期滞在のためのノウハウをお届けするシリーズ第二回目は、短期滞在に向けて最も重要な現地での住居の探した方についてお届けする。
マドリードには、ベッドやクローゼット、テーブル、ソファなどの家具や、基本的な料理器具や食器、電化製品などが一通りそろって、その日から生活がはじめられる家具付きのアパートがたくさん存在し、中には短期滞在者向けの物件もある。

スペインでの一般的な賃貸のタイプ別の探し方とマドリードでの平均的な短期用の賃貸物件の価格の目安、その他の注意事項まで、マドリードで短期滞在用の住まいの探し方を解説しよう。

一人暮らしか?ルームシェアか?

まずはマドリードで部屋を借りる場合、ピソ(アパート)ごと借りるか、部屋だけを借りるピソ・コンパルティード(ルーム・シェア)の二つのスタイルがある。
それぞれのメリット、デメリットの解説と実際の探し方について解説する。

低価格と手軽さで選ぶならピソ・コンパルティード

マドリードには元々単身用のアパートが少ないため、地方からも多くの人々が集まるマドリードの中心エリアでは、ピソ・コンパルティードに住む学生や若い社会人は多い。寝室一部屋が自室として利用し、バスルームやキッチン、リビングはルームメイトと共用となっている。このようなスタイルの賃貸の場合は、電気代やガス代、インターネットなどの費用が賃貸に含まれる場合と、実際の費用が確定した後に住人全員で割り勘にする場合とある。通常は一か月分の家賃を保証金として要求されることが多い。(退去時に問題がなければ返金される。)また、掃除当番などの分担などや、共有部分の使い方については、ピソごとにルールがある場合もある。
どちらにせよ、一人暮らしをするよりはかなり経済的なメリットが大きい。
地域にもよるが、中心地であれば月額350€程度からが目安だ。

デメリットは何と言ってもプライバシーが少ないことだ。生活習慣や生活時間もまったく異なるルームメイトとの暮らしは、他人と暮らすことになれていない人にとっては、苦痛に感じることもあるかもしれない。部屋数が多い場合はバスルームも複数ある場合もあるが、キッチンや洗濯機を使うタイミングなど、気を使うこともある。また、男女も入り混じっている場合も多い。ちなみに自室に鍵がついていない場合も多い。
これらに関しては、ルームメイトとの相性もあるが、事前にはなかなか分からないので、ある意味、運次第でもある。

安心して生活できる一人暮らし

ピソ・コンパルティードではなく一人暮らしのピソを借りる場合は、通常は収入の証明や銀行口座の一定の金額をブロックして保証するなどが必要とされる場合もあるが、短期用の場合は一か月分ほどの保証金のみで借りられるところが多い。(同じく、問題がなければ退去時に返金される。)
シェアに比べて家賃や光熱費なども割高だが、プライバシーは守られる安心感はある。
ワンルームの場合は、月額650€程度からだが、2ベッドルームも750€程度からあるので、もし友人や家族などとシェアして住むことができれば、費用はかなり抑えることができるかもしれない。




短期滞在用のレンタルピソの検索サービス

いよいよ実際のピソ探しを始めよう。
有名なところではAirbnbなどもある。予約の手軽さや選択肢の広さを考えると、一週間程度の比較的短めの滞在なら悪くない選択かもしれない。ただし、一ヶ月以上の短期滞在としては割高になるので、今回は1ヶ月以上の短期滞在により特化した賃貸情報サービスを選んで、紹介する。
基本的には、簡単なスペイン語もしくは英語でメールのやりとりができることを基本にしている。

Rentalia

短期滞在専門のピソ検索サイト。1日、1週間、2週間、1ヶ月で価格設定がされているピソが多いので、比較的フレキシブルな日程に対応できる。
ピソによっては、英語での情報もあり。

Rentalia

rentalia

エラスムス向けシェア・アパート

ヨーロッパ内の大学の交換留学制度エラスムスの学生を対象としたマドリードのシェア・アパートを紹介するウェブサイトだが、学生以外でも利用ができる。
グランビアやマジョール広場エリアなど、マドリードの中心地にいくつか部屋があり、特に大学が休みになる7月8月は、格安で貸し出しているため、夏の間に語学学校などに通いたい人には便利。
ただし、基本的には大学生などの利用者が多いため、よく言えば賑やか、悪く言えば夜遊びや週末のパーティなど、落ちつかない雰囲気かもしれないのと、ルームメイトは留学生ばかりなので、スペイン人との共同生活は体験できず、最悪スペイン語よりは英語で話す住人も多いかもしれない。ただ、そのような国際的な雰囲気で、自分自身もアクティブに楽しみたい人には向いているかもしれない。

トップのメニュー部分の「MADRID」からピソを選んで、詳細情報を確認しよう。

エラスムス向けシェア・アパート
erasumus

その他にも、短期滞在に限らない一般的なアパート情報サイトにも、「最短滞在期間は1ヶ月以上から」という情報がある場合がある。
スペイン語での情報がほとんどだが、自力でチェックしコンタクトがとれる人はチャレンジしてみるのもいいだろう。
http://www.loquo.com/compartir-piso-alq-habitacion/madrid-en-madrid-ciudad/
http://www.idealista.com
短期滞在のシェアアパート情報の例(2016年4月1日現在)

短期滞在用のピソ情報は、新しい情報が入り次第、最新情報を更新していこうと思うので、マドリードの短期滞在を考えている人は時々このページを覗いてみて欲しい。

スペイン語での問い合わせにチャレンジする人向けに、[住居編]マドリードの短期滞在用アパートの探し方・用語編として簡単にまとめたので、ぜひ参考にして欲しい。

また滞在エリアについては、「マドリードでどこに泊まる?目的別、マドリードの宿泊エリア」が参考になる。

マドリードでの短期滞在を楽しむために、こちらの情報もあわせてチェックしてみよう。

マドリードの治安、最新情報とその対策
スペインのマナーとは?
スペインのレストランのマナーやチップなど、知っておくと便利なポイント
マドリードの短期滞在中のお金をどうやって持っていくか?お勧めはこれ!