去年も本サイトで紹介したマドリード室内楽協会が主催する音楽フェスティバルCHAMBERartで、クラシックギター奏者、富川勝智氏らによるギターアンサンブル リオ・リコがマドリードで演奏活動を行う。

今回は特に、各方面の協力を得て、CHAMBERartのプログラムの他にも演奏を行うので、ぜひ夏の午後に涼みがてら、ギターの音を楽しもう。

演奏会情報

7月15日 21:00-23:00 「クラシックギター&日本酒ナイト」

会場:日本酒Bar Shuwa Shuwa (CALLE CONDE DE XIQUENA 12)
日本とスペインをテーマに、富川氏がマドリード初の本格日本酒バルShuwa Shuwaにて単独でミニライブを開催する。
チャージ無料。

7月16日 19:00- 「CHAMBERart Japan Day」

会場:Ateneo de Madrid (Calle del Prado, 21)
<!重要!>Ateneoのコンサートは諸事情による中止になりました。ご注意ください。

CHAMBERartに参加中のRio Ricoの他、マドリード在住のギター演奏家高木真介氏がディレクターを務めるOrquesta de Guitarras de Madrid有志メンバーによるRio Ricoとのコラボレーション、高木氏とマラガ在住のフルーティスと竹内敬子のデュオDuo KaM MusiKも出演する。

7月18日 19:00-20:00 「ギター&カフェ コンサート」

会場:Santa Eulalia (Calle Espejo, 12)
フレンチベーカリー&カフェのSanta Eulaliaにて、富川勝智氏と加藤優太氏が演奏を行う。
チャージ無料。

Santa Eulaliaでの演奏会の様子はこちら。

出演者情報

富川勝智

ウェブサイト
12歳よりクラシックギターを佐藤佳樹に師事。宮城県仙台第二高等学校卒業後、上智大学外国語学部イスパニア学科に入学。大学在学中には手塚健旨にクラシックギターを師事。
1994年GLC主催学生ギターコンクール大学生の部優勝。来日中のホセ・ルイス・ゴンサレスに留学を勧められ、大学卒業後にスペインに留学。1994年よりホセ・ルイス・ゴンサレスに2年間師事。その後1996年にホセ・ルイス・ゴンサレスが急逝、氏の最後の弟子となる。
その後バルセロナ・ルティエール音楽院にて、アレックス・ガロベーに師事。スペイン留学中、バルセロナ青年音楽祭コンクールギター部門優勝など、多数の国内外コンクールに入賞。
2000年日本に帰国。その後ソロ活動、室内楽など演奏活動も積極的に行う一方、後進の指導にも力を入れ、東京渋谷にて「富川ギター教室」を主宰。
2001年~ドミンゴ・プラト著「ギタリスト辞典」の翻訳を「現代ギター」誌上にて連載。その他、クラシックギター関連の記事を多数担当。スペインを代表する作曲家であるイサーク・アルベニスの伝記も連載するなど、スペイン音楽全般に幅広い知識を有している音楽家である。
(wikipediaより抜粋)

加藤優太

ウェブサイト
1992年、福岡県出身。8歳よりクラシックギターを松下隆二氏に師事。
2013年よりスペインに留学し、巨匠アンドレス・セゴビアの生まれ故郷であるアンダルシア州ハエン県リナレス市のアンドレス・セゴビア音楽院にてフランシスコ・クエンカ氏の指導のもと、研鑽を積む。またフラメンコギターをルイス・カーロ氏に学ぶ。
在学中より同市のアンドレス・セゴビア博物館や近隣の街ウベダの音楽院等にてソロコンサートを行い、好評を博す。
2015年、同音楽院を卒業し、帰国。
これまでに福田進一、尾尻雅弘、池田慎司、富川勝智、ルベン・パレホ、エンリック・マドリゲーラ、ハビエル・ガルシア、アーメット・カンネジ、ササ・デヴァノヴィッチ各氏のマスタークラスを受講。
第20回アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール(リナレス)、アンサンブル部門にて第3位。
その他スペイン国内のギターフェスティバルに多数参加。
2016年3月に1st.CD 『PASEO DE ANDALUCIA〜アンダルシアの散歩道〜』をリリース。

高木真介

ウェブサイト
マドリッド在住。幼少よりピアノを習い、ギターを13歳の時にはじめ、武蔵野音楽学院にて、田中節夫(ギター)、二橋潤一(作曲)等のもとに学ぶ。
1982年スペインにわたる。マドリード王立音楽院でギター科主任教授 ホルヘ・アリサのもとで学び、同音学院高等科を優秀な成績で卒業、 高等ギター・プロフェッサーのディプロマを取得する。
1986年、シエナ(イタリア)のキジアーナ音楽アカデミーにて、 奨学金を得てオスカー・ギリアの指導を受ける。
1989年、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)の音楽講習会において 奨学生としてホセ・ルイス・ロドリーゴのコースを受講、 ファイナル・コンサートに出演し、ルイス・コレマン賞を受賞。
その他、デイヴィッド・ラッセル、マヌエル・バルエコ、ホセ・ルイス・ゴンザレス、 ホセ・ミゲル・モレーノ等のマスター・クラス受講。
2000年第16回アリカンテ国際現代音楽フェスティバルに出演し、好評を得る。
現在、ギター教授活動の傍ら、スペインやヨーロッパ諸国、および日本各地でソロやアンサンブル等幅広く演奏活動を行っている。

ギターアンサンブル リオ・リコ

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リオリコ”とはスペイン語で“富川”、すなわちギタリストである富川勝智率いるアンサンブル、2011年に門下生によって結成される。日本人作曲家によるオリジナル作品を中心に演奏活動を実施、2013年にはスペインリナレス市アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール室内楽部門優勝を果たす。