1月5日の夜のレジェスのパレードは、スペインのクリスマスの締めくくりであり、クライマックスでもある。
そして、この時期に欠かせないものといえば、レジェスのプレゼントと王様のケーキ、ロスコン・デ・レジェスだ。

ロスコン・デ・レジェスの起源は?

ロスコン・デ・レジェスは、アーモンドやドライフルーツをのせ、アサール(オレンジ・フラワー)風味をつけたパンで、クリームをはさんで食べるのが人気だ。このパンの起源は、実は古代ローマの農耕神サトゥルヌスの祭りサートゥルナーリアにまでさかのぼるといわれている。サトゥルヌスといえば、プラド美術館所蔵のゴヤの名作「我が子を食らうサトゥルヌス」のおどろおどろしい絵を思い出すが、サートゥルナーリアはローマ時代の農耕祭で12月17日から12月23日にかけて盛大に祝われていた。この祭りでは、豆をひとついれたケーキが出され、その豆が当たった出席者を宴の王とする習慣があった。

現在のスペインでも、ロスコンには小さな陶器の人形(habaアバ=豆と呼ばれる)がひとつ入っており、ロスコンを切り分けたときにその人形を引き当てた人が一日、王様として過ごすことができる。(王様なのでロスコンの代金を払う、という習慣もある。)




マドリードで人気のロスコンは?

1月6日までは色々なお店やカフェテリアなどでロスコンが売られているが、中でもマドリードで行列のできる人気のお店を紹介しよう。

Antigua Pastelería El Pozo
1830年創業の老舗の菓子店で、人気のロスコンは一年中販売されているが、特にレジェスの時期には行列ができるほどの人気だ。人工香料などを一切使わない伝統的な製法を守っている。ドライフルーツを使わない素朴な味わいだ。
価格: 20€/kg
住所:C/ El Pozo, 8
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Horno San Onofre
1931年創業の人気店。サンミゲル市場内やマジョール通り、オルタレサ通りなどに店舗がある。バター、アサール(オレンジの花)、ドライオレンジ・レモン、アーモンドを使ったロスコン。
価格: 30€/kg
住所:サン・ミゲル市場内、C/ Mayor 73, C/ Hortaleza, 9 など
http://pasteleriasanonofre.com/
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La Duquesita
アロンソ・マルティネス駅から近い1914年創業の菓子店。最近、店舗を改装し、再オープンしたばかりだ。
伝統的なロスコンは、100年もの間、多くの地元民に支持された味だ。
住所: Fernando VI, 2
http://www.laduquesita.es/
laduquesita

Mamá Framboise
大人気のパティスリー店ママ・フランボワーズのロスコンは、見た目も華やかだ。
クリームやフルーツでデコレーションしたロスコンは、パーティーの手土産にもぴったりだ。La Duquesitaと同じ通りにある店舗とPLATEAと同じ建物内にも店舗があり、どちらもカフェテリアも併設している。
住所: Fernando VI, 23
価格: 35€
http://www.mamaframboise.com/
MamaFramboise