新大陸から持ち帰り、ヨーロッパにチョコレートを広めたスペイン。今でも、ホットチョコレートとチュロスはスペイン人が愛する組み合わせで、マドリードにも人気のチョコレート専門店がいくつもある。
しかしその数あるチョコラテリアの中でも、特別な存在なのが、スペイン王室御用達のチョコレートショップとして有名なカカオ・サンパカだ。スペインのガストロノミーを一躍世界で有名にした伝説のレストラン「エル・ブジ」のパティシエを務めたアルベルト・アドリア氏プロデュースしていることでも知られている。
現在では東京、大阪、金沢の三店舗が進出しており、日本でも知名度が高いチョコレート専門店だが、チョコレート愛好家ならば、せっかくスペインに来たからには、カカオサンパカのショップはぜひ覗いてみたい場所のひとつだ。

ということで、今回はマドリードのカカオ・サンパカを紹介したいと思う。

cacaosampaka02

お土産にも最適なチョコレート

カカオ・サンパカのマドリード店は、アロンソ・マルティネス駅のすぐ近くに位置している。駅を背にサンタ・バルバラ広場に入り、広場から最初の道(バーガーキングの角)を左に入ったらすぐ右手にある。
店内のショップエリアでは、バリエーション豊かなタブレットチョコレートや、温度管理されたボンボン・チョコレートなどのチョコレート製品は勿論のこと、ココアや茶葉なども購入することができる。

お土産にお勧めしたいのは、タブレットチョコレートのガウディシリーズだ。
ガウディのモザイクをイメージしたカラフルなパッケージで、イビサの塩入りチョコレート、ジントニック味、ライム&カイエン・ペッパー入りのホワイトチョコ、ローズ&イチゴのホワイトチョコのバリエーションがあり、ひとつ3.4€と比較的お手ごろ価格だ。他にも、季節もののシリーズなども見逃せない。

カカオ・サンパカ ガウディ

また、自分用のお土産には、チョコレートドリンク用のココア CHOCOLATE A LA TAZA(7.9€)やスパイス入りのAZTECAなども良いだろう。




カカオ・サンパカのカフェテリア

夏場の暑い時期には難しいが、秋冬などであれば、ボンボンの詰め合わせ(4つで4.4€から)を購入するのも良いかもしれないが、旅の最中であれば良い状態で持ち帰るのは難しいかもしれないので、やはりボンボンなどは美味しい状態でいただくほうが良いだろう。

ということで、そんな人はぜひショップ内のカフェテリアを試してみよう。
カフェスペースは、テーブル4つほどと小さめだが、チョコレートドリンク(ホット・アイス 3.25€)や、コーヒー(1.6€)、ボンボン・チョコレート(0.6€)、スペインのスパークリングワインのカバ(3€)などが楽しめる。
ホットチョコレートは、一般的なチョコラテよりもさらにカカオの風味が強く、チョコレート好きにはぜひ試して欲しい味だ。夏には、チョコレート・アイスも人気が高い。

またサンドイッチやサラダなどの軽食も可能だ。

カカオ・サンパカのホットチョコレート

CACAO SAMPAKA 店舗情報

住所:C./ Orellana 4, Madrid
最寄駅:Metro Alonzo Martinez
営業時間:10:00-21:00 ※日曜はカフェのみ休業、
8月に2週間の夏季休業あり
http://www.cacaosampaka.com/