スペイン料理といえば、まっさきに思いつくのが「パエリア」。
マドリードにもガイドブックなどで紹介される有名なパエリア専門レストランがいくつかあるが、意外と値段も張るし、なかなか気軽には入りづらいのが難点だ。
「マドリードでパエリア食べるならどこがいい?」と質問されることも多いので、曜日限定だが、比較的手軽な価格で美味しいパエリアを楽しめるとっておきのレストランを紹介しよう。

王宮前の好ロケーション!火曜日限定の絶品パエリア

スペインでは、14時頃からはじまる昼食が一日のうちで最もしっかり食べる食事であり、パエリアも夕食ではなく、昼間に食べられるのが一般的だ。お昼の今回紹介するのは、王宮前でオリエンテ広場に面したシーフードレストランの絶品パエリアだ。
王宮に向かって王立劇場の右手側にあるラ・ロンハとラ・マールの2軒のレストランは、同じ経営グループのシーフードレストランだが、ラ・マールは比較的カジュアルな雰囲気で、美味しいシーフードを食べさせてくれる。

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通常のメニューで単品でも注文できるが、お勧めはなんといっても、毎週火曜日限定の昼間のメヌー・デル・ディア(日替わり定食)で、前菜、パエリア、デザート、ミネラルウォーターのセットを16€で楽しむことができる。

基本的には「2人前から注文可能で、8人までは同じ種類のパエリアを注文すること」となっているが、混雑具合などの場合によっては4人以上の場合は、シーフードパエリアを2人前、イカスミのパエリアを2人前、というように分けて注文することも可能になることもあるので、注文の際に相談してみよう。

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前菜は三種から選択

前菜は、クルミのエスカリバーダ(焼き野菜のマリネ)とヤギのチーズ、コゴージョ(ミニレタス)とサーモンとベントレスカ、ラ・ロンハ風エンサラディージャ(ポテトサラダ)から一人一品。
サーモンも臭みや脂っこさがなくお勧めだが、エンサラディージャもここの人気メニューでお勧めだ。

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シーフード専門店ならではの魚介の旨味のつまったパエリア

パエリアは、チキンとシーフードのパエリア、魚とシーフードのパエリア、チキンと野菜のパエリア、魚とシーフードのフィデウア(パスタのパエリア)、アロース・ア・バンダ(魚介スープのみで炊き上げたパエリア)、アロース・ネグロ(イカスミのパエリア)、アロース・コン・ベルドゥーラ(野菜のパエリア)から選べる。上述のように2人前から注文が基本だ。

シーフード専門店だけあって、しっかりとした魚介の旨味の凝縮したパエリアを楽しむことができる。魚はアンコウで、手長海老と海老が人数分乗っている。海老の火の通り具合といい、さすがの魚介専門店だ。

パエリアは、パエリアパンで炊き上げてテーブルに運ばれ、各人のお皿に取り分けてもらえる。
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この2倍弱ほどが一人前分で量は多い。食べきれない場合には、お持ち帰りも可能だ。
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ハイレベルなデザートも楽しもう!

ついついパエリアでお腹いっぱいになってしまうが、デザートにもかなり力が入っているので最後のデザートまで余力を残しておきたいところ。
クレマ・トスターダ、チョコレート・スフレ、ティラミスから一つを選択。スフレはチョコレート風味がしっかりと濃厚で、バニラのアイスクリームも非常に美味しい。トスターダは、トリハスにアイスクリームとイチゴを載せたもので、甘さ控えめで上品な味を楽しめる。計量カップでサーブされる遊び心あるティラミスも、しつこさがなくさっぱりと食べやすい甘さだ。

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ここまでにミネラルウォーターが付いて、税込み16ユーロはかなりのお値打ち価格だ。
火曜日にマドリードに滞在することがあれば、ぜひ試してみて欲しい。

ちなみにちょっとだけ味見したい場合は、必ずとは保証できないが、昼間の営業時間にバルで一杯飲むとついてくるタパスがチキン入りのミックス・パエリアになる場合もあるので、それを狙ってみるのもあり。
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La Mar 店舗情報

住所:Plaza de Oriente 6, Madrid
http://www.lalonjadelmar.com/
最寄り駅:メトロ Opera駅