2017年4月にスペインと日本の二国間で、待望のワーキングホリデー協定が締結され、申請の詳細についての続報を多くの人々が待ち望んでいたが、いよいよペイン側から日本へのワーキングホリービザの申請受付を7月1日から開始するとの情報が、6月20日に在スペインの日本大使館より舞い込んだ。

日本からスペインへの申請も、恐らく類似の申請になる可能性大なので、ぜひ参考にして、在日本スペイン大使館からの発表に備えよう。




日本からスペインへのワーホリ申請詳細

在スペインの日本大使館より発表されたスペインから日本へのワーキングホリデーの申請条件は以下の通り。

  • スペイン国籍を保持していること
  • 18-30歳であること。(ワーキングホリデー申請時の年齢)
  • 主に休暇の目的で1年滞在する意思があること。ビザ申請にあたって労働が主目的ではないこと
  • 滞在終了後には出国する意図があること
  • 同伴者がいないこと(同伴者が別途、独自にビザを取得する場合を除く)
  • 滞在期間をカバーするパスポートを保持していること
  • 往復の航空券を保持していること。あるいは、それに相当する金額として、往復航空券分相当2000ユーロ、もしくは片道航空券+復路航空券分1000ユーロを持っていること
  • 滞在当初の自己資金として2000ユーロ程度を保持していること(前項の航空券分とは別に)
  • 過去にワーキングホリデーを取得していないこと(取得後に正当な理由があって利用できなかった場合を除く)
  • 健康であることが証明されていること
  • 無犯罪証明




ワーホリ中にできること&できないこと

日本へのワーホリ期間中のスペイン人が行える活動は以下の通りとされている。

  • 期間限定であり延長を必要としない労働
  • 期間限定の学習など
  • 報酬のないボランティア活動
  • 報酬のない企業インターン

そして、逆に許可されていないのは

  • すでに存在する査証がふさわしいと思われる事項を第一目的とする就労や修学、その他の活動
  • 性風俗やギャンブルなどの産業への就労

ということで、明確な禁止事項ではないものの、「スペイン・ワーキングホリデー協定締結!自由な留学?就職活動期間?生涯一度のチャンスをどう活用する?」で以前に検討したような、日本企業からの代理営業などで「ワーホリ中にスペインでプチ起業」は、公式には難しいかもしれない。
このあたりの起業や自営の可能性については、正式発表後に大使館へ問い合わせる方が良さそうだ。

申請開始日と申請枠は?

そして、申請枠だが、スペインから日本へは、

  • 2017年7月1日より申請開始
  • 2017年の申請枠である250名分を発行し次第終了

尚、スペインから日本へのワーホリ申請には、申請書、パスポート、証明写真、無犯罪証明、残高証明の他に、履歴書(学歴・職歴)、志望動機などの記載項目がある。
参照:WORKING HOLIDAY EN JAPÓN

以上が、スペインから日本へのワーキングホリデー査証の申請情報だが、現時点では、まだ在日本スペイン大使館からの正式発表はないものの、日本からスペインへの渡航申請に関しても、類似の数字がでてくる可能性が高そうだ。
これらの情報を参考にしつつ、スペイン大使館からの正式発表を待ちたい。

※日本側からのワーキングホリデー査証申請情報も発表されたため、こちらに反映しました。
スペイン・ワーキングホリデーが2017年7月より開始!自由な留学?就職活動期間?生涯一度のチャンスをどう活用する?

対象年齢などでワーキングホリデーが利用できないという人は、日本側でスペイン人を受け入れる側に回ってみるのはいかがでしょう?
詳しくはこちらへ。
スペイン・ワーキングホリデー開始!日本でスペイン人を受け入れる&サポートしてみよう

ワーキングホリデーに参加したい人、そしてワーホリ利用者を受け入れたい人が情報交換ができる場があればと思い、一応Facebookの公開グループを作成してみました。日本側、スペイン側から、渡航予定の人も、将来渡航したい人も、自国側で受け入れたい人も利用する場になればと思います。
ぜひ参加してみてください。

Facebookグループ:Working Holiday Japan – Spain

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