マドリードのランチレポート、第三弾。
偶然ながら、またしてもスペイン料理以外からのエントリーとなってしまったが、今回紹介するのはペルー料理ランチ。
日本ではまだあまり知名度の高くないペルー料理は、実は近年、日本料理の影響を受けたニッケイ料理として、世界中で注目を集めている。Todo Madridでも以前紹介した、新鮮な魚介をニッケイ+ガリシア料理のタパスとして楽しめる「NAVAJA」は、マラサニャでも引き続き人気だ。
今回紹介するSan Joaquín(サン・ホアキン)は、マラサニャ地区で、気取らないペルー料理を手頃な価格で楽しめると、仲間内でも評判の小さなレストランだ。(店名によれば、カフェテリア)
生の魚と野菜を使って酢の物のように仕立てたセビーチェや、米を使った料理も多く、ペルー料理とはいえ、日本人には馴染みやすい味だ。
ランチセットは、13.95€で前菜&メイン、飲み物、パン、デザートが付いている。
この日は土曜日だったが、小さな店舗なので、14時半くらいにはあっという間に満席になってしまった。ということで、それより早めの時間に入るのがお勧めだ。
一皿目:生の白身魚のセビーチェ
一皿目は、セビーチェ。
生の白身魚と玉ねぎ、トマト、コリアンダーをレモン合え、チョクロ(choclo、茹でとうもろこし)とカンチャ(cancha、煎ったとうもろこし)を乗せたセビーチェは、適度な酸味で美味しい。
二皿目:煮込み料理と米
二皿目は、煮込み系に米の付いたものを二皿試した。
アヒ・アマリージョという唐辛子の一種とチキンのクリーム煮アヒ・デ・ガジーナ(Ají de Gallina)は、米を添えて、見た目はカレーライスのようだ。唐辛子を使っているといいながらも、辛さはほとんどなく、マイルドでクリーミーな味だ。
カラプルクラ(Carapulcra)は、乾燥ポテトと豚のリブ肉の煮込み。少し甘めの味付けは肉じゃがにも似ていて、日本人にも食べやすい。
デザート
デザートに関しては、微妙なところ。フラン(プリン)を頼んだが、香料が強くて日本人にはきついかもしれない。
このサン・ホアキンの斜め向かいに、マドリードのバリスタチャンピオンのコーヒーが飲めるCafe BICOがあるので、カップのアイスクリーム程度をさらっと食べるかスキップして、向かいでゆっくりコーヒーとデザートを楽しむのもお勧めだ。
Calle de San Joaquín, 4, 28004 Madrid
最寄り駅:Metro Tribunal
定休日:月曜
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