2020年12月末から、スペイン各地で開始したコロナウィルスのワクチン接種。
気になるマドリード州のワクチンに関する情報をまとめてみた。
セマナサンタ、牛追祭り、春祭りなど、2021年のスペインの祭り・イベントは実施?キャンセル?
ワクチン接種計画と優先グループ
マドリード州をはじめ、スペインの接種計画では、大きく3つの時期に分かれている。
第一期 2020年12月末から2021年3月まで
ワクチンの数量が限定的な第一期では、以下の優先グループが接種対象となる。
- 老人ホームや障がい者施設の入居者、医療スタッフ等
- 臨床医療従事者
- その他の医療従事者
- 要介護の重度障碍者
第一期で対象となるのは、スペイン全人口のおよそ5%程度にあたる450万人程度。このうち、少なくとも1-3の該当者のうち、75%のワクチン接種を12週間で行うことが目標とされている。
[2021年2月10日更新]
2月9日から配布が始まったAstraZaneca/Oxfordのワクチンは、以下の以下の対象者のうち55歳以下に接種される、と発表された。
- 安全要員(国家警察、地方警察、治安維持警察)
- 救急要員(消防士)
- 軍
- 教育・学校(小学校・中学校)関係者
出典:El País:Policías, militares y profesores recibirán la vacuna de AstraZeneca
第二期 2021年3月から2021年6月まで
当初の予定を前倒しで、2月中旬より一部の地域では第二期が開始した。
ワクチンの接種対象となるのは、以下のグループ。
- 80歳以上の高齢者
- 第一期対象以外の医療関係者、56歳以下の社会衛生従事者
- 56歳以下のエッセンシャルワーカー
- 70-79歳
- 60-69歳
- 60歳以下のハイリスク者
- 45歳から55歳の一般住人
第三期 2021年6月から
第三期では、さらに対象が拡大されるが、この時期の優先グループの条件に関してはまだ発表されていない。
スペインで使用されるワクチンの種類
- Pfizer/BioNTech ARNm:3000万回分⇒5200万回分
- Moderna ARNm:1600万回分⇒3300万回分
- AstraZen./U. OxfordVector adenovirus :(EU契約済み、数量未定) ⇒ 3100万回分(2021年2月から配布開始)
- Janssen/J&JVector adenovirus(EU契約済み、数量未定)
- Sanofi Pasteur/GSKProteína S(EU契約済み、数量未定)
- NovavaxProteína S(EU交渉中)
- CureVacARNmS(EU契約済み、数量未定)
マドリード州のワクチン接種進捗データ
2021年3月25日までのワクチン進捗状況は次の通り。(3月26日更新)
スペイン全配布数:8,508,445回分
スペイン全接種数:7,067,371回分(83.1%)
1回接種済み:4,561,529人(9.64%)
2回接種済み:2,505,842人(5.29%)
マドリード配布数:1,128,405 回分
マドリード接種数: 943,113 回分(86.6%)
1回目接種済み:637,102人(9.40%)
2回目接種済み:306,011人(4.51%)
参考:
スペイン総人口(2020年):47,332,614人
マドリード州人口(2020年):6,779,888人
出典:
スペイン政府:Estrategia devacunación COVID-19
マドリード州政府:Documento informativo de vacunación frente a COVID-19 en la Comunidad de Madrid. PRIMERA FASE DE VACUNACION
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