「今日はお肉な気分!」という日にぜひお勧めしたいマドリードの店リストに、新たにこの店を追加したい。スペインではまだまだ珍しい「スモーク」の専門店で、燻製肉とクラフトビールが楽しめるチャンベリ地区の人気レストラン「Jimbo SmokeHouse」だ。

アメリカ南部BBQスタイル

Mad CaféとMad Grillのチームが2016年夏に新たにオープンしたのが、このJimbo Smoke Houseだ。

メトロのリオス・ロサス駅からサンタ・エングラシア通りを南に下り、左手にみえる広場の奥に店舗がある。店の前にはログハウスのデッキテラス風の大きな木製のテーブルセットがあり、夏場はテラスで楽しむのも良さそうだ。(あいにくこの日は2月で小雨続きの天気だったので、さすがにテラスは使われていなかった) ちなみに瑣末なことだが、多分初めて入るほとんどの人は、お店の扉が開かない!と焦るに違いない。単に引き戸なだけなので注意しよう。

店内に入るとアメリカンスタイルの雰囲気で、燻製の良い香りがしてくる。テーブルは基本的に予約不可で、少人数の場合には相席となるが、大きなテーブルなので居心地は良い。この日は土曜日の夜21時頃から入ったが、この時点ですでにほとんどのテーブルは埋まっているが、相席ならば座れるという状態だった。もし4-5人のグループで行きたい場合は、もう少し早めに時間に入るのがよいかもしれない。

店舗内には「注文はカウンターで」と書いてあるものの、注文と支払いは普通にカマレロ(ウェイター)がテーブルへやってきて済ませてくれるので心配ないようだ。

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燻製肉4種盛り

一通りの燻製肉を試してみようということで、薫製肉4種盛りを注文してみた。この日は豚・牛・鶏・チョリソの4種類の盆と、トーストパン・コールスロー、ポテトピューレ、ピクルスの付け合わせの盆がやってくる。
これだけボリュームがあって、30ユーロというコストパフォーマンスの良さも魅力だ。一応は2人前となっているが、女性二人だと付け合わせまでは手が回らない量だ。前菜なども注文するなら、3-4人でつつくのも良いかもしれない。

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低温薫製でじっくり15時間かけて薫製にした肉は、ジューシーで柔らか、薫製の香りが口に広がって肉の旨味を際立たせる。付け合わせのコールスローやポテトのピューレも美味しい。肉と付け合わせをトーストに挟んでサンドイッチ風に食べるのもおすすめだ。

今回はエストレージャ・ガリシアのビールとワインを楽しんだが、この店はクラフトビールにも力を入れている。次回は、ぜひこれらのクラフトビールも試してまたレポートしてみたい。

Jimbo Smoke House

住所: Plaza Descubridor Diego de Ordás, 4
web: http://www.jimbosmokehouse.es/
営業時間:日から木 13:00 – 00:00 金・土 13:00 – 01:00
予約不可