マドリードの王立劇場は、毎年年間を通じて多くのオペラやバレエ、コンサートなどのプログラムが上演されるが、2016年9月からはじまる来シーズンのオペラの上演プログラムが発表された。
- 『オテロ』(Otello) ジュゼッペ・ヴェルディ
- 『ノルマ』(Norma)ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
- 『皇帝ティートの慈悲』(La clemenza di Tito) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 『さまよえるオランダ人』(El holandés errante) リヒャルト・ワーグナー
- 『ビリー・バッド』(Billy Budd) ベンジャミン・ブリテン
- 『嘘の街』(La ciudad de las mentiras) エレナ・メンドーサ ※初演
- 『ロデリンダ』(Rodelinda) ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
- 『ボマルツォ』(Bomarzo) アルベルト・ヒナステラ
- 『金鶏』(El gallo de oro) ニコライ・リムスキー=コルサコフ
- 『蝶々夫人』(Madama Butterfly) ジャコモ・プッチーニ
- 『マクベス』(Macbeth) ジュゼッペ・ヴェルディ ※コンサート形式
来シーズンは、ヴェルディやモーツアルト、ワーグナー、プッチーニなど、魅力的なオペラ上演が予定されているが、人気のプログラムは高価な席以外は売り出された途端にあっという間に売れてしまい、なかなか気軽に楽しみに行けないのが難点かもしれない。
そんなオペラファンにお勧めしたいのが、全プログラムがセットにして年間を通じて自分の席をまとめて予約できるシーズンチケットだ。「王立劇場に自分専用の年間シートを」ときくと、贅沢に聞こえるが、実は席によってはかなり安い価格で契約ができるお得なシーズンチケットなのだ。
今回はオペラファンならぜひチェックして欲しいマドリードの王立劇場の年間チケットを紹介する。
気軽な価格から劇場にマイシートを持てる!
年間シーズンは、日程やカバーするプログラム、特典別に、12のカテゴリーで販売されており、安い席であればフルプログラム99€、半分の5作品のオペラ作品を抜粋して楽しめる55ユーロから、年間パス契約が可能だ。
基本的には各シリーズごとに日付が指定されているが、最初の2回までは無料で日付の変更ができる。その後はインターネット経由で7€、劇場窓口や電話では9€で有料となるが、変更は可能だ。
パスの種類の概要は次の通り。
Abono Estreno
コンサート形式と全10回の初日公演をセットにしたパス。
121ユーロから。
Abono A
コンサート形式と全10回公演をセットにしたパス。
110ユーロから。
Abono B, C, D, F, G, H
10作品のオペラ上演をセットにしたパス。
99ユーロから。
Abono W, X, Y, Z
5作品のオペラ上演をセットにしたパス。
44ユーロから。
多彩な特典も楽しめる!
これらのパスはお得な価格で年間シートを確保できる以外にも、いろいろな特典が得られる。主な特典を紹介しよう。
- 一般発売の5日前からチケットのインターネット購入ができる。
- インターネット上で、オペラや舞踏、コンサートなどがストリーミング視聴ができるPlaco Digitalがいつでも無料で利用できる。(Abono W, X, Y, Zは最初の6ヶ月のみ無料視聴可能。)
- 次年度の更新が自動で行われる。
- 全ての王立劇場の上演プログラムのチケット購入時に5%の割引(契約パスのオペラ上演日以外は、最大2枚までなどの制約あり)
詳細は、王立劇場公式ウェブサイト内の「Abono de ÓPERA 2016-2017」
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