スペイン語でビールは、セルベッサ(Cerveza)。
ところが、実際にスペインのバルに行ってみると、セルベッサ以外にも様々な呼び方が使われている。
今回は、知っているとちょっと便利なバル用語として、バルでのビールの呼び方のバリエーションを紹介してみようと思う。ちなみに、スペイン国内でも多少の地域差はあるようだが、こちらではマドリードで使われている用語を中心に取り上げることにする。
ぜひ、現地のバルに行ったら、現地人気分で、使ってみて欲しい。
ビールの呼び方:生ビール編
やはりバルでは生ビール!注ぎたてのフレッシュなビールにクリーミーな泡は、バル飲みならではの楽しみだ。
ということで、さっそく、生ビールの呼び方を見てみよう。
生ビールの場合は、主にサイズによって呼び方が変わる。
- カニャ(caña):一番小さなグラスビール(通常は200ml)
- ドブレ(doble):カニャよりもワンサイズ大きな、通常サイズのグラスビール(通常は330ml)
- ハラ(jarra):中ジョッキ(通常は500ml)
スペイン・ビールは軽めの風味のものが多いので、小さめのサイズを冷たくフレッシュなうちに飲み干す方を好むためか、カウンターではカニャを頼む人は多い。また、無料タパスが付く場合は、カニャでもハラでも同じ一皿なので、カニャをお代わりしながら、次のタパスを楽しむことができるので、お得感がある。
ちなみに、ちょっとモダン系なバルなどだと、カニャのサイズはなく、ドブレのサイズのみを出しているところもある。一般に、カニャと言った場合は、大抵はそのバルの一番小さいサイズのビールが出てくると考えて良い。
また、レストランなどでテーブルに着く場合は、基本的にはビールはドブレ以上のサイズで出すところも多い。
ビールの呼び方:瓶ビール編
バルの中には、生ビールと瓶ビールの両方を出すバル、どちらかだけを出すバルがある。
フレッシュなビールを一気に飲みたい場合は、生ビールがお勧めだが、ゆっくり飲みたい場合など瓶ビールを好むスペイン人もいる。
さて、瓶ビールの場合は以下のように呼ばれている。
- ボテジン(botellín):200ml
- テルシオ(tercio):330ml
- リトローナ(litrona):1000ml
バルで飲めるのはボテジンかテルシオ。一応、並べて書いておいたが、リトローナはバルでは出されないが、スーパーマーケットなどで購入できる主に自宅飲み用サイズだ。
また、ここ数年はいろいろなバルで、ボテジン数本と氷を入れたバケツとおつまみ一緒に出す低価格なセットを出しているのをよく見る。
数人で楽しむのには最適だ。
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