レティーロ公園の北側のサラマンカ地区は、マドリードでも高級有名ブランド品店やセレクトショップなどが並ぶ上品なエリアとして知られている。このエリアにあるだけあって、この界隈のレストランやバルは価格も高め、客層も服装からしてピホ(スペイン語でスノッブ)な人々が多く、敷居が高いイメージがある。特に(主に価格的な意味で)高級店が多いシーフード系でありながらも、比較的気軽に楽しめるお店 ラ・プルペリア・ミラを紹介しよう。

ガリシアスタイルのタコの専門店プルペリア

スペインでタコ(プルポ)といえば、ガリシア州。そのガリシアで、タコを専門とするバル・レストランをプルペリアと呼ばれているそうで、マドリードにもいくつかプルペリアがある。その一つラ・プルペリア・デ・ミラは、マドリードを拠点にレストランなどを展開するOTERが、サラマンカ地区に出店した店舗だ。

店舗は、海辺の小さなレストラン風。

内部は小さめのカウンターと2-4人が座れるテーブルが3つほどあるバルエリアと奥のコメドール(食堂エリア)とに分かれている。1/2ラシオンというタパスサイズのメニューはバルエリアのみだそうなので、2-3人で色々とつまみたい人はバルに、もう少し人数が多いか、あるいはしっかり食事を楽しみたい場合は食堂エリアを選ぶのが良さそうだ。




タコのガリシア風やラ・リアの海の幸

プルペリアに来たからには、まず必ず試したいタコのガリシア風(1/2ラシオン、10.40€)。柔らかく茹でられたタコは上品な塩味。
その他のタコ料理には、炭火焼、リベイロ味のマヨネーズを添えたフライなどがある。

こちらも、ガリシアのラ・リア(入り江)のチピロネス(小イカ)。サフラン風味の米がついてくるのがありがたい。(1/2ラシオン、10.60€)

その他にもトルティージャや、セントージョ蟹やカラビネーロ(赤海老)味のクロケッタなどもお勧めだ。
シーフード以外にも、牛肉を使った料理も楽しめる。実はガリシア牛は、海の幸やワインと並んぶガリシアの名産品だ。 

La Pulperia de Mila 店舗情報

住所:C/ Lagasca, Madrid
ウェブ:http://lapulperiademila.com/
最寄り駅:レティーロ、セラーノ