イベリア半島の中心地の内陸にありながら、スペイン中の魚介が集まる中央市場の取引量は築地に続く世界二位といわれており、「乾いた港」との異名を持つマドリード。
そんなマドリードでは、美味しいシーフードを比較的手頃な価格で楽しめるレストランも多い。
ということで、今回は「とにかく魚介を思いっきり食べたい」というときに訪れるガリシア料理のレストランを紹介しよう。
シーフード盛り合わせ「マリスカーダ」
メトロのトリブナル駅からフエンカラル通りをグランビア側に進み、左手のCaja Madridのある角からサンタ・ブリヒーダ通りに入り、通りからも見えるRibeira do Miño(リベラ・ド・ミーニョ)と書かれた看板と、魚介が詰まれたショーケースが目印だ。
店内に入るとすぐ左手、バーの中のショーケースと秤の前で、ひたすら皿に茹でたカニや海老を盛り付けているのが、このレストランの名物「マリスカーダ」だ。
海老やカニを種類まとめて楽しむことができるマリスカーダは、北スペインのガリシアでの伝統的な魚介の楽しみ方で、2人前38€、4人前70€で注文することができる。ブエイ・デル・マル(ヨーロッパイチョウガニ)や渡り蟹に似たネコラ、複数種類の海老などが盛られており、とにかくボリュームがあるので、3-4人で2人前を注文して、様子を見て他の料理を頼むのがお勧めだ。
旅行中は難しいが、食べ切れなかったマリスカーダは持ち帰ることもできるので、在住者の場合は無理して食べきらず、持ち帰ることもできる。
ガリシアのワイン、リベイロ
ガリシアのシーフードとあわせるなら、ぜひ、ガリシア産のフレッシュな白ワイン、リベイロを試してみよう。
ガリシア地方で日常的に飲まれる地ワインで、魚介の塩味をさわやかに洗い流してくれる。一本7ユーロというお手頃価格も魅力だ。
1-2人で気軽に飲みたい場合は、このリベイロをグラス(1.2€)でバルの立ち飲みで楽しむのもお勧めだ。
グラスごとに、ガリシア風のエンパナーダやシーフードサラダなど、その時々の無料タパスがついてくる。
http://www.marisqueriaribeiradomino.com/
C/ Santa Brígida, 1 Madrid
最寄り駅:Metro Tribunal
tel: 915 219 854 / 915 313 393
営業時間:13:00 – 16:00, 20:00 – 00:00
定休日:毎週月曜、8月
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