アトーチャ駅やソル駅などを含むマドリードのメトロ1番線が、2016年5月21日から9月30日まで工事のため閉鎖されることが発表されたものの、ストライキなどの影響から工事開始が延期されていたが、いよいよ7月3日から工事が開始されることが改めてメトロ・デ・マドリードの公式情報として発表された。
工事期間は133日とのことで、11月中旬まで1番線のほとんどの駅が閉鎖される予定となっている。

閉鎖されるのは、1番線のプラサ・デ・カスティージャ駅からシエラ・デ・グアダルペ駅までの駅で22駅から25駅が一時的に閉鎖され、マドリードでも利用者の多いアトーチャ駅やソル駅などを含むことから、4ヶ月間の閉鎖により、大きな影響がでることが予想される。
尚、この閉鎖期間中は、一部の区間は代替バスが運行される。

特別代替バス運行路線:
※10月20日のアトーチャ駅以南の運行再開を持って、特別代替バスの運行はすべて停止(混乱を避けるため、運行終了は10月22日となる予定)

  • Plaza de Castilla - Cuatro Caminos
  • Atocha Renfe - Sierra de Guadalupe
  • Conde de Casal - Sierra de Guadalupe

その他、通常の代替交通機関としては、近郊鉄道(セルカニアス)や市バス 10, 37, 102, 143, 145などが利用可能で、マドリード市はこれらの路線の市バスの運行を強化することで対応する、と発表している。

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※一部の区間は運行再開
工事のスケジュールが前倒しで行われたとして、2016年9月14日より一部の区間の運行を再開した。
開通した駅は、Plaza de CastillaからCuatro Caminosまでと、Miguel Hernández・Alto del Arena間。つまり、2016年9月14日現在、メトロ一番線が閉鎖されているのは、Alto del ArenaからCuatro Caminos間となっている。
現時点では、全ての工事を終了し運行が再開するのは、11月12日のままで変更はないようだ。

※10月20日からアトーチャ・レンフェ駅以南は運行再開
2016年10月20日にアトーチャ・レンフェ駅より南側の駅は再開することが発表された。
これに伴い、すべての無料代替バスの運行は終了(混乱を避けるために、再開後2日間は猶予運行を実施とのこと)、メトロ一番線の停止区間はアトーチャ駅からクアトロ・カミーノス間となる。

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