突然ですが、5月15日から19日までカディス方面へ「美食と歴史ロマンを巡るの旅」にでることになりました。
基本的には、TodoMadridはマドリード情報ブログなのですが、マドリードを拠点にした旅の紹介として、「番外編・カディスの旅」をできるだけリアルタイムで紹介したいと思っています。
そして普段は、情報サイトとしてできるだけ簡潔な文章を心がけているこのブログですが、今回は旅日記として、より気持ちが伝わる普段の自分の話し言葉に近い文章でお届けしようと思っています。普段と異なる番外編に、皆様、どうぞお付き合いください。
突然のカディスの旅へのお誘い
そもそも今回のきっかけは、先月末にマドリードのポップアップレストラン「The Table By」にて自分ご褒美の美食を楽しんでいた最中に、突然届いたWhatsApp(スペインで主流のメッセージアプリ)でした。
2014年12月に参加したグラナダのブログトリップ(有力ブロガーが招待して行われる観光プロモーションツアー)のオーガナイザーの一人で、観光系デジタルマーケティングのスペシャリストのアナ・サントスが、「カディスで行われるプレスツアーに参加しない?」と声をかけてきたのです。
前回のグラナダツアーでは、twitterフォローワー数万人のスペインの超有力プロブロガーたちが集う中で、一番多いフォローワーのtwitterアカウント@spain_goでも当時はフォローワーもせいぜい8000人程度なうえ、当時は個人のブログすら持たない私でしたが、「日本語でSNSやウェブで旅情報を流してしてくれる人」ということで、私も仕事で関わっている日西観光協会のセクレタリアが、ありがたいことにグラナダ観光局に日本語担当として推薦してくれたのです。
そんなこんなで、右も左もわからぬ初めてのブログトリップでしたが、スペインのパワーブロガーたちやデジタルマーケティングのスペシャリストたちとの旅は非常に刺激的で、SNSを使ったマーケティングに強い興味を持つきっかけになった体験でした。
ちなみに去年の夏に、このマドリードの情報ブログTodoMadridをスタートさせたのは、実はこのグラナダのブログツアーで刺激を受けたおかげでもあります。
ということで、自分の観光ブログも持っているし、二度目のプレスツアーなら、前よりもきっともっと面白いことができるはず!と、二つ返事で「勿論、参加したい!」と返信し、こうして今回のカディスを旅が決まったのです。
カディスのマグロ、そしてレティント牛!
今回のメインとなるプレスツアーのテーマは「ガストロノミー」、美食です。
17日からのプレスツアーでは、カディスのメディナ・シドニアを拠点に、市場でのショークッキング、マグロ漁やロンハ(卸売り市場)の見学、レティント牛肉の農場を訪問したりと、とにかくカディスの食をテーマにした体験が予定されています。
今朝届いたスケジュールによれば、カディス市街はルートに含まれていなかったため、せっかくなので、2日ほど前にマドリードを出発し、カディス周辺を個人的に旅することにしました。
ということで、旅のスタートは5月15日。マドリードのサン・イシドロの日ですが、午前中にマドリードのアトーチャ駅を出て、昼頃にセビリアに到着。そこから、シェリー酒の生産で有名なヘレス・デ・ラ・フロンテーラとカディスの旧市街を訪問してみようと考えています。もし、お勧めスポットがあればぜひお知らせください。
参考記事:へレス・デ・ラ・フロンテーラ:シェリー酒の街、タバンコとは何なのか?
大航海時代のロマンを求めてカディスへ
カディスと聞いて、まっさきに思いつくのは、やはり大西洋、そして大航海時代。
イベリア半島の大西洋に突き出たカディスの街は、欧州で最も古い町といわれており、なんと紀元前11世紀にはフェニキア人の町があったといわれています。その後、カルタゴ、ローマ、西ゴート、イスラム教徒、キリスト教徒と、支配者を変えつつも、重要な港町として、多くの船と人が行き交った港町、そして歴史的転換点の舞台として度々登場する町でもあります。
大航海時代にコロンブスが新大陸に向けて出航したのもこのカディス港だったし、スペインの無敵艦隊が敗れたアルマダの海戦の1年前には、イングランド海軍の提督で海賊(!)のフランシス・ドレークがこのカディスに来襲し多くの被害を与えており、これが無敵艦隊のアルマダでの敗北の一因になったともいわれています。
ちなみに、17日からの拠点となるメディナ・シドニアといえば、このアルマダの海戦でスペイン海軍を率いた総司令官メディナ=シドニア公アロンソ・ペレス・デ・グスマンのお膝元でもあります。
旅の前にこのあたりの歴史本を読めたらいいのですが、残念ながらKindle版はなし。
興味のある皆さんはぜひどうぞ。そして、面白いエピソードなどあれば、ぜひ教えてください!
思えば、歴史小説で映画化もされた「アラトリステ」にも、凄腕剣士のカピタン・アラトリステが、フランドルの戦場から帰還するのがカディスでした。
そんなこんなで、スペインの歴史好き、特に大航海時代好きには、なんともワクワクさせてくれる街、それがカディスなのです。
旅に思いを馳せているだけでも、なんだか楽しくなってきました!
ということで、美食と歴史ロマンを巡る旅を5月15日から始めます。
SNSとブログでは、できるだけリアルタイムにお届けしようと思いますので、ぜひこれらを通して、皆さんと一緒に旅の感動を分かち合えたらと思っています。
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