カディスといえば魚介の宝庫だが、特に5月の頃は大西洋のクロマグロ、スペイン語でアトゥン・ロホが一番美味しい季節と言われています。
実は、今回のカディスの旅のひとつの大きなテーマが「マグロ」でもあるので、カディスへ来たからには、やはり市場を覗かなくては!と思い、朝から市場へ向かいました。

カディスの市場は魚介の宝庫!

市場のオープンは朝9時。
カディスの大聖堂を左手に見て、徒歩5分ほど小道を進んだところにカディスのセントラル・デ・アバストス市場あります。

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さすがにカディスの市場だけあって、魚介が豊富で、マグロ以外にも海老や魚、中にはマドリードの市場ではあまり見ない種類の物も並びます。

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そして、やはりマグロ。
マグロを専門とする魚屋さんも多く、クロマグロ(本マグロ)やメカジキなどが豪快に並びます。

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これだけ美味しそうなマグロが並ぶのに、旅行中で食べられないのは残念。
と思っていたら、「市場で魚や肉を持って行けば、調理してくれるお店が市場の中にあるよ」とのこと。なんともそそられる提案です。
カディスでの今日の昼ご飯はそれに決定し、11-12時くらいからそのお店が開くらしいので、一通り観光した後に再び戻ってくることにしました。




せっかくなら新鮮な魚介が食べたい!

ローマ劇場の遺跡などを見学して、12時頃に再び市場へ。
市場で買った魚などを調理してくれるのは、El Corbonという店で、調理の量などにもよるらしいのですが、一皿3ユーロからの調理料金で、市場で買った食材を調理してくれ、野菜などの付け合わせも添えてくれます。

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個人的には刺身が食べたかったのですが、炭火焼屋さんなのでさすがに焼かないわけにはいかないだろうと、外側を軽く炙ってもらう「マグロのタタキ」にしてもらうことに。
先ほどの魚屋さんで、「マグロのタタキ用に少し切って」とお願いして、10ユーロ分ほど赤身部分を買い、ついでに別の魚屋で気になっていた海老も250gを4ユーロで買って炭火で焼いてもらいました。

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まずは海老。一人分では食べきれないほどの量!
でも食べました!
殻も剥かなくてもいいくらい香ばしくてパリパリ。身は甘みがあります。

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そして目当てのマグロのタタキ。美味しいけど、やっぱりシンプルに刺身で食べたかったかも。
もし、誰か行くようなら、焼かずにカットだけしてもらえないか聞いてみてください。

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タタキにする場合には、他の魚と同じように甘めのソースをかけていたので、日本人としてはこれは抜きで良いかもしれません。ソースなしで(シン・サルサ)で、わさびと醤油で食べたいかも。
ちなみにどちらも調理料金はどちらも3ユーロでした。

やっぱり刺身で食べたいなあと思っていると、同じ市場内に寿司ショップもあったので聞いてみたら、先ほどと同じマグロ屋さんで買ったマグロを使っているそう。ということで、ここは試しておきます。
ベントレスカ(トロ)もありますが、ここは私の好きな赤身で。きれいなマグロの赤身です。
日本人としては、やはりマグロを最も美味しくいただけるのは、にぎり寿司と刺身!やっぱりこの味ですね。
ちなみに価格はクロマグロの握り2貫で4.5ユーロ、刺身4切れ6.5ユーロ。そこそこ良いお値段ですね。

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今回は一人だったので、あまり多くは試せませんでしたが、人数がいたらもっといろんな魚や肉を焼いてもらうのも楽しそうです。
ちなみに、飲み物は売っていないので、別のお店で購入しました。
寿司ショップの向かいにあるビール屋さんで、カディスのクラフトビールを試しましたが、これもなかなか美味しかったです。
ワインのショップでは、ワイン代+1ユーロのグラスのデポジット(飲み終わった後にグラスを返却すると1ユーロを返してくれます。)

Mercado de abastos セントラル・デ・アバストス市場 情報

住所:Plaza Libertad, S/N, 11002 Cádiz
営業時間:
月:9:00 – 14:00 / 午後クローズ
火-金:9:00 – 15:30 / 18:00 – 23:00(夏期は19:00 – 24:00)
土:9:00 – 16:00 / 18:00 – 24:00
日:12:00 – 17:00 / 午後クローズ